toriyamaranの日記

登山、旅行、読書、映画の感想を中心とした雑記ブログです。

【読書】きみはポラリス~あなたは特別~

こんにちは今回は三浦しをん著「きみはポラリス」の書評を述べたいと思います。

ところで

ポラリス??

ってなりました。私に学がないからでしょうかorz

ポラリス北極星という意味らしくて、君は北極星のように特別だよという感じみたいです。本書は11編の短編小説ですが、その中でも「裏切らないこと」は特に印象に残りました。印象に残った部分は以下の通りです。

「でも、戦争で全部燃えちゃったんだよ」と多恵子さんは言った。「家も、夫も、喜一のお嫁さんだった人も、子供たちも」終戦になり、焼け跡で呆然としていた多恵子さんのもとへ、何度目かの召集で兵隊に行っていた喜一さんが帰ってきた。「一晩で家族を亡くして、あたしはずっとどうしていいかわからなかった。悲しいと感じることもできやしない。でも、喜一の顔を見たとたん、喜びがこみあげた。『やっと二人きりになれたんだ』、そう思った。生まれ育った場所を捨てて、あたしたちがきょうだいだってことを、だれも知らないところへ行くことにした」

(中略)「あたしが言いたいのはね、裏切っちゃいけないってことだ。あんたがいま、とてもつらくて、あんたの母親をかわいそうだと思うのなら、あんたは本気を貫く男にならなきゃいけない。簡単だよ。この人だと思ったら、すべてを捨てて、すべてを捧げればいいだけなんだから

人生のなかで大切だと思うことはそれぞれあると思います。しかし、大切だと思うことはときどき当然のこと、普通なことと勘違いしてしまうことも多いと思います。今の家族、友人、仲間は全て普通の状態ではなく特別なことだと思いました。自分にとって大切なものを蔑ろにせず、人生の分岐点で正しいと思われる方を、正しかったと思える方を選択したい。