toriyamaranの山旅日記

登山、旅行を中心としたブログ

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【読書】山と食欲と私~登山するものとしての共感がいっぱいです~

山と食欲と私の感想です。

 

7巻

 

イベントで山にきたビジネスパーソンとの会話

男:意識的にネット環境から自分を隔離してみるという…まぁいわゆるビジネスパーソン向けの自主企画イベントです。休日や夜間でも仕事の対応があったり…なかなか自分ん一人でスマホの電源をOFFにすることはできないじゃないですか。実際 問題ないかもしれない…わかっていても何か起きるんじゃないかと不安で…精神的にもOFFモードになれない…だからこんなイベントを通じてー

主人公のあゆみ:え、スマホの電源を切れないんですか?

男・主人公のあゆみ:え?

主人公のあゆみ:私は登山が趣味なのですが、山は電波が届かない場所もありますし電源を切るというか事実上切れている状態になることがよくあるというか…。あ、でも私なんかと違って、お仕事お忙しいんですよね。そうですよね。それだとなかなか自分勝手に電源を切るというのは…すみませんなんか無神経なことを言って。

男:私そろそろ下ります。

主人公のあゆみ:えっ…あ、はい!スマホの電源…一人でOFFにできるようになるといいですね!

(あゆみと別れたあと)

男:自由で輝いていたな

 

スマートフォンは、どこででも電話ができてインターネットを使える様に、常に世界と繋がることができる。一方で、社会に縛られているような感情を抱く人もいるはずです。特に気分転換や自分の好きなことが分からない人は、自分のスイッチをON・OFFすることが苦手なイメージがあります。自分もどちらかといとそういう繋がりから逃れたくて山に入り込んでいった気がします。自分の中にもやもやした嫌な感情が溜まってくると世の中が灰色というか、色の彩度が下がる気がします。けど、山に行くと下界にはない美しい景色や展望が広がっていて、世の中には美しい場所がまだまだあるんだなぁと実感させられます。自分も山に行くことで感じている感情が『自由』なのかもねと思った次第です。

山と食欲と私 7巻 (バンチコミックス)

山と食欲と私 7巻 (バンチコミックス)

 

 

6巻

 

 

もし山の麓に生まれていたら私は登山していたか分からない

27歳、会社員の日々野鮎美は、単独登山女子。

ある日、奥多摩の焼き鳥屋に入った鮎美は、店を営んでいるおばあさんと話すことになる。

おばあさん:谷ばかりで畑もできないしこの辺りには何もないからね。こんなものしかね…

鮎美:そんな。私は奥多摩大好きですよ。自然が豊かで山もいっぱいあって。

おばあさん:私は大嫌い。山の隙間にへばりついて、岩ノリみたいな暮し!お父さんに聞こえると悪いから大きな声じゃ言えないけど。次に生まれ変わるなら銀座でタイプ打ちやりたいと思っているの

(中略)

鮎美:山を登る人、山を駆け抜ける人、山の合間に生きる人。もしこの土地に生まれていたら、私は山に登っただろうか。

 

自分も普段は市内の方で生活している。だからこそ、山に登ったり、自然に触れることで非日常感を味わうことができているかもしれないと感じた。山登りが好きになって、毎週のように山に登ってはいます。長野に暮らせば、毎週アルプスに登れるのに、と時々想像します。しかし、アルプスが身近になったとき本当に好きなままでいられるかは自信はないなぁと思いました。非日常とはその人その人の生活に対する非日常なんだなぁと思いました。

 

5巻

 

山と食欲と私 5巻 (バンチコミックス)

山と食欲と私 5巻 (バンチコミックス)

 

 

山ガール:えっ、単独、一人で山登りですか?単独山ガールだ。

主人公:いやぁ、もう27歳ですしガールなんて歳でもないので、山ガールという呼ばれ方に違和感があって、人様に説明するときは単独登山女子なんて名乗っておりますけど

 

山ガールというと、今どきのおしゃれな女性の趣味のような気がしますが、単独で登山している女性は嫌がっているかもなぁと思いました。確かに山ボーイと単独登山者では少し響きが違う気がします。前者はリア充なアウトドア男子、後者は山とともに生きようとしている感じでしょうか。世の中には仲間と一緒に楽しむことを重視する人(多分、リア充に多い)と、一人の時間を楽しむことを重視する人の2種類がいると思います。自分は仲間と一緒に居続けると楽しいのですが、疲れてしまうので単独行が多いです。山ガール=リア充=仲間と一緒に楽しむことを重視する人 というイメージがあるため、単独登山女子の主人公あゆみは嫌がるんだなぁと想像してます。

 先日、グループ登山に参加してきましたが、何か疲れてしましました。5人くらいまでなら特に気になりませんが、それ以上となるとキャパオーバーになってしまい人の特徴を覚えたり話したりで手一杯になってしまいます。リーダーは人ができた良い人だし、周りの人も明るくて面白い人ばかりだったのに、楽しめませんでした。こういう時は結構自己嫌悪に陥りますが、こういう性格とも長い付き合いなので、まぁいいかと流してしまいます。やっぱり自分には少人数や一人で楽しむことが好きみたいでした。

 

4巻

 

山と食欲と私 4 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 4 (BUNCH COMICS)

 

 山ロスについて紹介してありました。

山ロスの諸症状として下界にいる自分が本来の自分の姿ではないような錯覚に襲われる

コンビニの存在に違和感を覚えたり、一日何時間も歩かないことに妙な焦りを覚えたる。山ではすれ違う見ず知らずの誰とでも親しく挨拶できたのに街では隣にいる人が存在しないかのようその不自然さに大いに戸惑う。電気や水洗トイレのある部屋にいると逆に不安になる。

 

こういうのを、山ロスっていうことを始めて知りました。九重連山後に同じような気持ちになりました。

なんで周りがコンクリートだらけなんだろう。

なんで雪が無いんだろう。

と気持ちも落ち着かず心ここに在らずの状態になっていました。

というのも、九重連山では、御池という池が凍っていて、池の上を歩くことができました。氷上の池の上をあることは初めての経験でしたし、ましてやそれが山の上の池であったので、自分の気持ちが戻ってこなかったようでした。

登山を始めて、4年目にして、モチベーションがピークになりました…。自分の熱がいつ冷めてくれるか少し不安になるこの頃です(笑)

 

3巻 

 

山と食欲と私 3 (BUNCH COMICS)

山と食欲と私 3 (BUNCH COMICS)

 

むしょうに山に行きたい

今すぐ 独りで

こう考えるときに襲ってくるのは私、人間関係から逃げてる?

だけど、後ろ向きな理由だけじゃないもん。

都会での暮らし、職場での人間関係をうまくやっていくためにも、ときどき輪の外に出て一人になる。実はとても前向きな行為ではありませんか。

山の中にたった一人身を置いて、頭のことを山のことや食べ物のこと、安全に下山することだけでいっぱいにしているうちに生活の中で自分の心に幾重にも巻き付いた濁った膜が剥がれていく。まるで山全体を覆っていた雲が晴れるように。

 自分も良く独りで山登りをするが、なんか似ている気がした。職場では色んな人と一緒に仕事をしていくが、自分にできることは、全体からみたらすっごく小さな一部分だけなんだなぁと実感したり、自分の力を信じられなくなる。でも、山を歩いているとそんなごちゃごちゃした考えがリセットされて、景色に心動かされている自分に気づく。ここ最近毎週のように山を求めているが、山に登るともう少し頑張ってみようとか、おじさん・おばさんと山のこと、植物のこと、ギアのことを話したり、ヒップソリをしたり、時に強風で顔を真っ赤にしたりとか、山を登っていないと経験できないようなことをたくさん体感できた。

そんな新しいことを自分の中に入れることが今の自分を支えている気がした。

これは別に登山に限ったことではないと思いますが、自分にとってはそれが登山でした。なんとなく始めた登山だが、まさか雪山に登ることになるとは思わなかった(笑)これからも、たくさんの山々を歩き、何かいいものを感じていきたいものだと思いました。

 

もともとはWBマンガなので無料で読むことができるので、良かったら見てみて下さい。

www.kurage-bunch.com

 

2018年04月14投稿

2018年04月26日 更新(3巻から7巻の感想を統合)